2019/04/19

 

 案内センターは、新年度初の空手体験プログラムを実施した。

 4月中、沖縄戦について研修を受けるためオーストラリア国防大学の士官候補生13名が訪沖した。滞在中、沖縄の文化、特に沖縄空手の体験を希望していたので当センターに相談があった。

 4月14日に、ロス・キェブル中佐とリンドセイ・アダムス少佐を先頭に士官候補生団が沖縄空手会館を訪れ、空手着に着替え、鍛錬室に向かった。

 今回指導をお願いしたのは、上地流空手道拳優会範士9段の新城清秀先生、新城成博先生、松崎賀充先生ら8名の皆さん。

 士官候補生の皆さんは、90分余り上地流の特徴を学んだ:基本中の基本である型「三戦」、基本技の反復練習、分解、小手鍛え足鍛え。

 最後は、拳優会のメンバーより演武が行われた。滞在中のオーストラリア出身、7段デニス・ブレット先生、新城成博の諸先生が型、比嘉進と国吉洋一郎の両先生が約束組手を披露した。

 未経験者であったオーストラリアの生徒の皆さんは、真剣に沖縄空手を体験し、「全員とても楽しく体験ができました。みんな深く感謝しています」とキェブル中佐はコメントした。

 

 

今回のプロジェクトは、嘉手納空軍基地で歴史担当を務めるイバン・ムクセン氏の協力があってできたものです。お礼申し上げます。