2020/06/09

 ゆんたんざむんがたい(読谷山物語)の民話が公開されています。その中に首里・泊手の拳聖とされるチャンミーグァーこと喜屋武朝徳の民話が紹介されています。

https://www.youtube.com/watch?v=g9MHSPcmEAM

 

 

 

 尚、同様なエピソードは嘉手納町教育委員会発行「嘉手納町の先人たち」(1993年発行)にも紹介されている。

 

 

 18ページにわたる同書内の章「世界にほこる沖縄の空手 - 喜屋武朝徳」では、このような話が書かれています。

 「比謝橋のほとりに家を構えた朝徳は、港から那覇の港(トゥンドー)の倉庫に荷物をはこぶ仕事をはじめることにしたのです。馬車で荷をはこぶので「馬車持人」(バシャムッチャー)とよばれていました。馬車持人の仕事は、とてもきつく重労働です。それだから、馬車持人は荒くれ者が多く、一癖も二癖もある大男がほとんどでした。馬車持人同士のいさかいもたえませんでした。那覇までの道中、道はばがせまいところではお互いにゆずろうとせず、あげくのはてにけんかになります。倉庫につくと、順番をあらそっていさかいは始まります。荒くれものの大男同士、それぞれに腕には自信を持っていました。」

 その後、同様の与那原の大男とのやり取りも紹介されていますが、喜屋武朝徳は、米ふくろではなく砂糖ふくろを足でけり上げたではなく、六尺棒で運んだと語られている。