日本政府観光局(JNTO)は、欧州向け日本ブランディング用の映像を公開しました。中には、空手発祥の地・沖縄と沖縄空手会館が紹介されています。とっても素敵な仕上がりの動画ですので、ぜひご覧ください。なおWebサイトでは、撮影地の情報などが取得できる形になっております。
昨年度沖縄県は、沖縄空手広報事業を実施した。その一つに、先日紹介した「空手ジェット」事業で、今回、新たに発表されたのは3DCG(3次元のコンピューターグラフィックス)モーションキャプチャーVRを活用した沖縄伝統空手のプロモーション動画である。
4月6日、作品の完成と内容を披露する記者会見が沖縄セルラービルにて行われた。説明は、沖縄県文化観光スポーツ部空手振興課山川哲男課長が行い、会場にはモデルとして型「三十六(サンセーリュー)」を披露し事業に協力した上地流の新城清秀氏、沖縄セルラー電話株式会社の甲斐田裕史氏、高度な映像制作を展開する大阪にある株式会社IMAGICAウェストのプロデューサーの堀野洵氏と同社の富田修康氏も同席した。
制作は、京都府内の専用撮影スタジオ、沖縄市の「CGCGスタジオ」、沖縄空手会館の特別道場「守礼の館」で行われた。新城氏の披露演武する型をコンピューターに取り込んだ映像を元に作られている。
公開されたのは、1分29秒の動画と教材になる動画2本の作品。専用グーグル装置を使うと、通常では見られない近距離からあらゆる角度での細かい技の検証の演武を見ることができ、空手の迫力と美しさが実感できる。
この事業について山川課長は、沖縄空手の武術性を体感できることを図るとともに、空手発祥の地のPRと空手のすばらしさを伝えたいと話した。なお、「アミューズメントと文化の質は違う」と強調し、オンラインでの配信は方策であったが平面では空手のすごさが伝わらないので、ネット上での配信を見送り、県主催の様々なイベントで専用グーグル装置を使った体験コーナーを設けていくと語った。
県内での一般公開は4月23日(月)、第一回沖縄空手国際大会の100日前イベントで行われる。1900人が参加予定の8月の国際大会にも紹介の予定。
(上左から)記者会見の様子、スタジオでのメイキング、実際の型の演武の画像
日本トランスオーシャン航空(JTA)は、「空手発祥の地 沖縄 /OKINAWA THE BIRTHPLACE OF KARATE」がデザインされたボーイング737―800型(165席)を発表した。
除幕式は、2月7日、那覇空港内のJTAメンテナンスセンターで行われた。式典には、JTA関係者、沖縄県関係者の他、沖縄県指定無形文化財「空手・古武道」保持者の上原武信、東恩納盛男、仲本政博の諸先生、県体育協会副会長の佐久本嗣男氏が出席した。また、沖縄劉衛流空手・古武道龍鳳会の喜友名諒と下村世連両選手が、形の演武を披露した。
沖縄の伝統空手をPRする沖縄県の広報事業の一環であるこのプロジェクトでは、デザイン機を通じて「空手イコール沖縄」を強く印象づけたいという目的がある。また、8月に開かれる第1回沖縄空手国際大会をPRする狙いも込められている。
「空手ジェット」2機は、2月から半年程度、那覇を発着する県内外の複数路線で運航される。