2001年から15回にわたり、公益財団法人日本武道館は代表団海外派遣事業を行い、キューバ、トルコ、ポルトガル、イタリア、スペイン、ポーランド、ブラジル、オランダ、メキシコ、ドイツ、インド、タイ、ロシア、サウジアラビア、オーストラリアに日本の武道を紹介してきた。
今年11月8日~15日、「日本マレーシア外交関係樹立60周年」を記念に、近代武道9団体(弓道・合気道・少林寺拳法・銃剣道・空手道・なぎなた・柔道・剣道・相撲)、古武道3団体(水鷗流居合剣法正木流鎖鎌術・柳生新陰流兵法剣術・沖縄剛柔流武術)の代表が、同法人会長高村正彦氏を団長にクアラルンプールを訪れた。
古武道として、沖縄剛柔流武術・IOGKF東恩納空手道場の蔵元雅一氏ら4名は、3回にわたり演武を行い、地元向けのワークショップも実施。最終演武会はパナソニック・スポーツ・コンプレックスで開催され、各団体は2000人の前で演武を披露した。
(写真@IOGKF)
2017年5月から活動する沖縄空手案内センターは、10月31日付で、20ヶ国から60件の個人や団体の合計184人からの依頼を受け、県内の町道場や指導者へのマッチングを行いました。
皆さんは、県内の32の町道場主及び指導者の下で沖縄空手・古武道を学びそして研究しました。
地域別件数の割合は、ヨーロッパ地域38%、アメリカ大陸27%、アジア地域35%となります。
地域別の人数は、ヨーロッパ地域48人(23件)、アジア地域101人(21件)、アメリカ大陸35人(16件)の内訳となります。
問い合わせの多かった国は、日本、フランス、ドイツ、米国の順となります。
受講生の約半分は、松濤館流の空手愛好家です。そのこともあって、受け入れしてくれた32の道場主及び指導者の約半数は、首里手・泊手の流れを汲む小林流・少林流・松林流の指導者でした。
11月18日に浦添市前田にあるJICA沖縄国際センターで開催された「おきなわ国際協力・交流フェスティバル2017」に沖縄伝統空手道振興会が展示部門とステージ部門で参加しました。展示部門では沖縄伝統空手道振興会の活動と沖縄空手案内センターの紹介、ステージ部門では空手の演武を披露しました。
このフェスティバルは、県内で国際協力・国際交流をしている団体の活動紹介や、JICA沖縄で現在研修中の研修員が母国を紹介するイベントです。今年も一番人気だったのは外国の料理が楽しめる屋台コーナーで、長い行列ができるほどの賑いでした。
体育館に設けられた沖縄伝統空手道振興会の展示ブースにはJICA研修生だけでなく大勢の地元沖縄のお客さんも足をとめ、展示に見入ったり質問したりと関心の高さがうかがえました。
沖縄県と中国・福建省は1997年9月に友好県省を締結しまし、今年で20周年になります。
記念事業として、沖縄県は訪問団を派遣しました。11月9日から13日の日程で、知事を団長とする空手演武者を含む総勢73名の派遣訪問団が中国にわたり、記念植樹と記念式典などに参加しました。(上記の写真は、空手古武道訪問団の皆様)
那覇市の松山公園には、東恩納と宮城の顕彰碑があり、近くには、久米村発祥地の碑(上記写真)もあります。また公園向かいの福州園周辺にも多くのゆかりの地があり、福州園隣りにあるクニンダテラスにはたくさんの関連情報情が紹介され、周辺の散策マップも配付しています。許可を得て紹介します。
那覇手・剛柔流を愛好する者にとって興味深いところです。ぜひ足を運んでください。
2017年度の県功労者表彰式が11月8日、沖縄県庁において行われた。芸術文化の振興や文化財保護などに尽力した個人16名が表彰されました。空手・古武術の分野で松林流の平良慶孝氏と全沖縄空手道連盟の佐久川政信会長が表彰された。
73歳で範士10段の平良氏は、県指定無形文化財保持者の故長嶺将真氏に師事し、国内外で広く沖縄空手を広めている指導者です。世界松林流空手道連盟の会長、沖縄県空手道連盟の副会長に兼任、沖縄県浦添市勢理客にある興道館平良空手道場の館長でもある。
69歳で9段の佐久川氏は、県指定無形文化財保持者の故仲里常延氏に師事し、沖縄少林寺流空手道振興会に所属する。現在、沖縄県南城市佐敷字佐敷にある少林寺流洗心館佐久川道場の館長である。