5月11日~13日沖縄県立武道館で開催された表題の大会は、終了しました。29ヵ国や地域から390名の選手は出場した。この大会は、WKFのAKFの主催で沖縄県は共催となった。沖縄での開催は初めてです。期間中、多くの空手家、関係者が沖縄空手会館や案内センターをにも訪れ賑わいの日々が続いた。
競技の結果は下記の通りです。
日本14個。イラン、カザフスタン各5個。マレーシア、ジョーダン、インドネシア、サウジアラビア各2個。UAE、ベトナム、タイ各1個。
全結果はは、下記のリンクをご確認できます。
沖縄空手案内センターは、年間を通じて、多くの様々な問い合わせを受けています。そのなか、町道場での受け入れ依頼が大きな割合を示す。
平成29年度当センターは、3月31日締で、24ヶ国から130件の個人・団体から合計354人からの依頼を受け、県内の町道場や指導者へのマッチングを行いました。なお、この方々は、沖縄の空手組織と連携のない人です。
来沖した皆さんは、県内の60の町道場主及び指導者の下で沖縄空手・古武道を学びそして研究しました。
地域別件数の割合は、アジア地域36%、アメリカ大陸33%、ヨーロッパ地域27%、オセアニア4%となります。
地域別の人数は、アジア地域178人(47件)、アメリカ大陸92人(43件)、ヨーロッパ地域74人(35件)、オセアニア10人(5件)の内訳となります。
受け入れた受講生の多かった出身国は、日本、米国、フランス、カナダ、ドイツの順となります。
下記は、一部のマッチングの写真です。(順不同)
沖縄県では、沖縄空手の技や精神性の保存・継承並びに空手愛好家の来訪・交流の促進を図り、沖縄伝統空手及び古武道をこれまで以上に振興させることを目的に8月1日から「第1回沖縄空手国際大会」を実施します。
大会の開幕までちょうど100日となる4月23日には、以下のとおり「大会100日前イベント」を開催します。
〇 名称:「第1回沖縄空手国際大会」100日前イベント
〇 日時:平成30年4月23日(月)10時45分~15時00分
〇 場所:県庁1階県民ホール
〇 内容:①沖縄空手の型演武(10時45分~12時) ②仮想現実(VR)による沖縄空手体験(12時~15時)
どなたでも自由にご参加できます。
県HP
http://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/karate/kokusaitaikai/100himaeibennto.html
昨年度沖縄県は、沖縄空手広報事業を実施した。その一つに、先日紹介した「空手ジェット」事業で、今回、新たに発表されたのは3DCG(3次元のコンピューターグラフィックス)モーションキャプチャーVRを活用した沖縄伝統空手のプロモーション動画である。
4月6日、作品の完成と内容を披露する記者会見が沖縄セルラービルにて行われた。説明は、沖縄県文化観光スポーツ部空手振興課山川哲男課長が行い、会場にはモデルとして型「三十六(サンセーリュー)」を披露し事業に協力した上地流の新城清秀氏、沖縄セルラー電話株式会社の甲斐田裕史氏、高度な映像制作を展開する大阪にある株式会社IMAGICAウェストのプロデューサーの堀野洵氏と同社の富田修康氏も同席した。
制作は、京都府内の専用撮影スタジオ、沖縄市の「CGCGスタジオ」、沖縄空手会館の特別道場「守礼の館」で行われた。新城氏の披露演武する型をコンピューターに取り込んだ映像を元に作られている。
公開されたのは、1分29秒の動画と教材になる動画2本の作品。専用グーグル装置を使うと、通常では見られない近距離からあらゆる角度での細かい技の検証の演武を見ることができ、空手の迫力と美しさが実感できる。
この事業について山川課長は、沖縄空手の武術性を体感できることを図るとともに、空手発祥の地のPRと空手のすばらしさを伝えたいと話した。なお、「アミューズメントと文化の質は違う」と強調し、オンラインでの配信は方策であったが平面では空手のすごさが伝わらないので、ネット上での配信を見送り、県主催の様々なイベントで専用グーグル装置を使った体験コーナーを設けていくと語った。
県内での一般公開は4月23日(月)、第一回沖縄空手国際大会の100日前イベントで行われる。1900人が参加予定の8月の国際大会にも紹介の予定。
(上左から)記者会見の様子、スタジオでのメイキング、実際の型の演武の画像