てぃーあんだコーナー
2019.05.31

 空手発祥の地・沖縄は、世界の長寿地域の一つとしても知られている。

 沖縄の食習慣を簡単に紹介すれば、長寿と食物との関係が明らかになるかもしれない。沖縄の基本的食物は、米、野菜、豚肉、魚、豆腐に果物である。野菜の消費量も多く、なかでも、からしな、とうがん、かぼちゃ、もやし、山東菜、だいこん、食用になる野草はよく食べられている。沖縄の典型的な日常の献立は、ごはんと味噌汁と副食で、副食は普通チャンプルーと漬物である。沖縄の代表的な料理「チャンプルー」(混ぜ物の意)は、豆腐と緑黄色野菜を油で炒めた料理です。

 沖縄の料理は、二つの起源をもつ。首里王府の宮廷料理と、一般庶民の料理である。宮廷料理は、琉球王朝時代に中国と日本の影響を受けながら発達し、後者は庶民の家庭で生まれた。また、戦後沖縄には、様々な外国料理が導入され、今は県内ではフランス料理から南米料理まで楽しめます。

 国内外の空手愛好家が、沖縄料理を楽しむために、案内センターのスタッフは、空手道場や空手モニュメントの近辺、県内にある一押しの食堂やスイーツのお店をレポートし、「てぃーあんだコーナー」(1)で定期的に紹介していきます。お楽しみください。

 

   ティーアンダ①:『大家』(ウフヤー) (名護市)

   ティーアンダ②:「豊見城食堂」 (豊見城市) 

   ティーアンダ③:Café Captain Kangaroo (名護市)

   ティーアンダ④:やまぐすく(那覇市首里)

 

註釈

(1)ウチナー口(沖縄語)の「てぃーあんだ」という言い方は、料理で手を尽くすことと意味する。由来は「手脂」と言われ、手の脂が染み込むくらい愛情(心)が込められた料理という意味です。なお、スペイン語で「tienda/ティエンダ」はお店という意味します。この両方の言葉を真似て新コーナーの名を付けた。

 

参考:「沖縄の文化Keys to Okinawan Culture」 編集発行:沖縄県 発行日:1992

沖縄空手振興ビジョンの現状
2019.05.16

 2016年4月の設置以降、沖縄県空手振興課は、様々な事業や重要な作業を担ってきました。

 2016年度には、実態調査を実施し、門下生の確保、後継者の不足、海外から来訪する空手愛好家への対応、「空手発祥の地・沖縄」の認知度の低さ、空手専業者の少なさなどの課題を明確に示した。

 その後、沖縄が世界に誇る伝統文化である空手の保存・継承・発展を図る取り組みを戦略的に行うために、県、空手関係団体、経済界等の様々な分野が一体となって、20年後のめざすべき将来像を描いた「沖縄空手振興ビジョン(概要版 / 本編)」を2018 年3月に策定しました。

 この振興ビジョンで示すめざすべき将来像の実現に向けた具体的な工程等となる「沖縄空手振興ビジョンロードマップ(概要版 / 本編)」は2019年3月にとりまとめられました。沖縄県は、本ロードマップに基づき、関係機関が密な連携を図り認識を共有しながら、各種施策を計画的かつ能率的に推進してまいります。

ハーリーの季節が今年もやってくる
2019.04.12

 

 那覇の三大祭りである「辻じゅり馬祭り」、「那覇ハーリー」と「那覇大綱挽」。

 3月末の「辻じゅり馬祭り」は、琉球独特の歌謡や踊り、料理などでお客をもてなす「花ぬ島」とも呼ばれた辻遊廓の豊年祈願と商売繁盛の祈願祭です。

 ハーリーは、豊魚祈願と安全祈願を目的とした海神祭の一環と一般的に知られているのですが、本来の『ハーリー』とは、五穀豊穰と民安を祈願するという目的のもと、始められたと伝わっております。

 綱引きは、地方の農村行事としての稲作のための雨乞いや五穀豊穣の御願綱として催されます。それに対して大綱挽は、町方(都市)の綱として、交易都市那覇を象徴する行事として開催されます。

 5月3日~5日の那覇ハーリーの開催の前に、ハーリー由来まつりも沖縄空手会館がある豊見城城址公園内の豊見瀬御嶽で行われます。その際に、空手の演武も行われますので、是非、ハーリー由来祭りと那覇ハーリーにご参加ください。

 

 ハーリー由来について、豊見城爬竜協会が発行する資料をPDFで紹介します。

 日本語版のPDF

 英語版のPDF

 

武道ツーリズムの新規動画
2018.12.27

 スポーツ庁が、新たな動画を公開しました。

 沖縄空手を代表するのは、石垣島にある沖縄剛柔流空手道協所属拳秀館上地空手道場の上地 拳王館長など。また、山梨学院大学女子空手部の3名のうち2名は沖縄ご出身だそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=amwsFDEVjSg&feature=youtu.be